武士の武に俊敏の敏 ~From安曇野~

安曇野での自転車トレーニング日誌

赤城山ヒルクライム JPT 14位

自分の中で今年最も重要視していた今回のレース、JPTではヒルクライムレースはみやだと赤城山の2つのみ、

みやだではスポークが折れて実力を出し切れなかったので今回こそ上位を目指したいところ

このレースはホビーと実業団の併催で競技の開始が早く6時55分スタート、、、

安曇野からは車で3時間はあるので遅くとも3時には家を出なければならない。

とりあえず19時半には寝ようとしたが慣れない時間なので1時間程しか眠れなかったので0時過ぎに家を出た。途中で仮眠を挟みながら4時に開くJPT用の駐車場に着く。やることもそれほどないので5時半くらいまでダラダラする。チームメイトの青木さん、平林さん、中田さんもそれぞれ揃う。ヒルクライムなのでチームとしての作戦もなし、強いて言えばUターンしないこと笑

 

下山用の荷物を預けたり知り合いの方と少し話したりして6時前にはローラーでアップを開始、寝不足感はないけどいつもより少し長めに30分ほど、アップは何が正解かは未だに把握していない笑

この日は1分上げる5分流すを2セット、気まぐれに2分頑張りあとは流すだけ、こんな感じでもそこそこ身体が暖まる、というか快晴なので暑い笑

6時40分くらいにはスタート地点に青木さんが場所取ってくれて凄く助かりました。ありがとうございますm(_ _)m

自分の中での作戦?考え?としてはとにかく無駄足を使わない、その上で常に集団前方に位置どる、これだけ

格上ばかりのカテゴリなので、どれだけ脚を温存できるか、また、このカテゴリだとどうせ某ホセ・ビセンテ辺りがエゲツないアタックをするに決まっとる、そうすると集団は一列棒状、九十九折に入ればさながらクリテのように後方が辛いのが目に見えとるので上記を肝に銘じる

 

700mのニュートラ区間を経て、リアルスタートが切られる。全長21.5kmのコースだがこのニュートラ区間も計測されているので少し切ない。このコースは序盤は緩斜面なので圧倒的集団有利、ヒルクライムとは思えない程のハイペースだが集団前方に潜み、脚を使わず距離を消化する。この時ナルシマの若手の選手が積極的に前で展開しており、同じくナルシマのオバタ選手がご立腹で集団が少し和んでいた。

集団先頭はマトリックスパワータグの全選手が位置どりホセビセンテの為のトレインを形成している。その最大のライバルである宇都宮ブリッツェンはエース増田選手の怪我、若手の双璧である岡、雨澤両選手の世界選手権出場による欠場でマトリックストレインの後ろで大人しく待機しているような印象を受けた。

 

マトトレインのおかげで変なペースの上げ下げもなく快調に距離を消化し続けている。ペースがかなり安定しているので当然自分には辛いのだがなんとかついていけてる。中間点を過ぎてもマトトレインは人数を減らしながらも相変わらず集団を率いている。

13km地点あたりでホセが満を持してアタック、これにより集団は崩壊。ここが今回の最大のターニングポイント、ホセに着いて行くことは自滅の道、他の選手の出方を伺う。ブラーゼンの吉岡選手は躊躇いなくホセを追う、リオモの米谷、マトの田窪選手もそれに続く。少し間を置いてシマノの湊選手もブリッジを仕掛けた。自分はここをスルー、今にして思えばこれに着いていけば入賞が見えたのか、、、

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シクロワイヤードより

 

第2追走集団に入る、この集団はイナーメの佐野さん、ブリッツェンの鈴木譲選手ブラーゼン、VC福岡、エルドラの選手等がいた。この集団なら着いていける。なんとか着いていける。

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着いていけてる

 

悪くないペース、尚且つ見晴らしの良いコースなので前方の第1追走集団が視界に入る。このことにより第1追走集団に追いつきたい選手がアタック、これにより自分とエルドラの選手が遅れる。今思えば自分にとってここが最大の反省点、アタックがあっても我慢さえできればペースは必ず落ち着くのに、、、気持ちの弱さが出てしまった。

エルドラの選手と回して追いつこうと思うもあまり前に出てくれない。当然だがお互い疲れている、ただ単独で千切れたわけではないので極端にペースが落ちるわけでもない。残り3km地点あたりで二人で淡々と走っているところを後ろからフィッツの野口選手に追いつかれる。

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追いつかれてしまった

 

もうここからはこの中の誰が先着するか、ペースが上げ下げ、牽制を経て進んでいく、誰かが立哨の方に「あと何km!?」と尋ねるとあと1kmとの返答。そんな訳がない笑 自分のサイコンは本日調子が悪くちょこちょこタイマーが止まり正確なタイム、距離がわからないが明らかに2kmくらいはある。「今の本当?」「いやもっとある筈、、」と更に牽制に拍車をかけペースが落ちる、ラスト1kmの看板を過ぎた辺りでブリッツェンの飯野選手とマトの安原選手に追いつかれる。牽制し過ぎたせいや!!と思うもこれも自分の責任。ラスト400mくらいからスプリントが始まるも圧倒的にスプリント力がない自分は5人集団スプリントの5着に沈む、、、

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圧倒的スプリント力不足

 

後で分かったがこの集団の頭(野口選手がとった)は10位だった。このことにより目標だったトップ10が達成できなかったことを知り、落ち込む。それでもJPT14位は自己最高位、高ポイント圏内だし、今まで一度も勝ったことがないリオモのサイタさん、同じくリオモで大学の後輩の横塚より先着したことは素直に嬉しい。

それでもやはりモヤモヤしてしまうこの気持ちは、来年の課題として受け止めたい。

スタートが早かったので、10時には会場を去る。その後は群馬にてサークルの先輩の迫さんの家に寄って一緒にサイクリング。

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我がサークルはサイクリング同好会としてはかなりの戦闘力を誇っていたが、その中でトップクラスのフィジカルをこの人は持っていたと思う。今回も一緒に走って最近練習を再開した割に普通に強い。マッスルメモリーというかやはり昔から乗っていた人は戻るのも早いんだなと感じた。迫さん、群馬のコース色々教えて頂き誠にありがとうございますm(_ _)m

来年はJPTに速攻で上がってブイブイいわせてください笑

 

非常に冗長な内容となっしまったが、次回のレースは輪島ロードレース、第10回を数える同大会だが残念ながら今年で最後とのこと。最近割と登れているので、完走を目標として落車しないように頑張りたい。

その為には先ずはコンパクトクランクを交換することから始めよう笑